我が家族犬ENZOについて・・・
 全くの個人的思い考え書いています。不愉快に思われる点もあるかもしれません。

ENZO 誕生日2005/2/6

ボクサー犬を飼うにあたって・・・
 
なぜ、ボクサー犬?
  子供のころから、叔父がボクサー犬を飼っていたと聞いていた。
  とても賢く、可愛かったと母から何度も何度も聞いていた。
  でも、そのボクサー犬は、事故で死んでしまったと・・・
  いつかはボクサー犬を飼ってみたいと、子供ながらに思っていた。

  
ボクサー犬を飼う事について・・・
 
子供のことからいつかはボクサー犬をと思っていたことは上記のとおり、
 でも、イメージは大型犬で、飼育も、金銭的にも自信も余裕もなかった。
 とても可愛いパグ「モモ」を飼った。本当に可愛かった。
 その後、訳あって、フレンチブルドックの「アンディ」が我が家の家族になった。
 モモとアンディの2匹。仲良くもあり、時として喧嘩して、賑やかな日々だった。
 いつかはボクサー犬という思いはどこかにあったが、可愛い犬たちの中
 たまに本やネットで見る程度だった。
 そして、パグ「モモ」が事故で死んでしまった。
 可愛かったモモがいなくなり、もう1匹犬が飼いたいという思いが強くなり
 そこに、昔から思っていたボクサー犬のことが頭に強く浮かんできた。
 本屋で立ち読みし、ネットで様々なサイトを見、なおさらにボクサー犬を飼ってみたいと
 いう思いが強くなった。
 金銭的には、それほど余裕はなかったが、これから先のことを考え、今が一番の時期では
 ないかと思った。
 ボクサー犬について詳しく書かれており、また、仔犬情報も掲載されていたサイトを何度も
 見た。そこには、黒っぽいブリンドル、可愛いボクサー犬が掲載されていた。
 誕生日も飼い主と同じ日。すごく気になった。
 迷いに迷った上に、仔犬についてお願いのメールを送らせてもらった。
  そして、紹介を受けたボクサー犬は、気になっていた、掲載されていたブリンドルボクサー犬だった。
 連絡を取り、そのボクサー犬を見にお邪魔させてもらった。(心の中では飼うことに決めていた)
 実際に見せてもらって、母犬の毛艶の良さ、大きさに、初めて見るボクサー犬に驚いた。
 画像に載っていたボクサー犬もとても可愛かった。飼って見たい。
  でも、しかし、こんな大きな犬を自分で最後まで飼えるだろうか、ちゃんと躾できるだろうか、
 先住犬アンディと仲良くできるだろうか、金銭的にも大丈夫だろうか、など、汗が吹き出るほど
 悩んだ。悩んだ結果、その日は帰ることにした。でも、そばにあるファミレスで家族で何度も相談した
 やっぱり飼う!という決断をして、何度も戻った。でも、結局、その日は、熟考することとし帰宅すること
 にした。帰る途中も、帰ってからも、その仔犬のことで話し合った。
 悩みに悩んで、ついに飼う、という決断をし、仕事を休み、伺わせていただいた。
 車には、可愛いい仔犬が乗っていた。名前・・・・ENZO(えんぞう・エンゾー)
 アンディが先住でいたので、ガルシアなんていうことも冗談半分言っていたけれど、
 血統書の名前どおり、親しみのある、そして、エンツォというフェラーリにもあるイタリアの
 名前。そのままENZOとういう名前が決まった。


ENZOについて
 
ENZOは警察犬協会に登録されている犬だった。
 なんとなく、警察犬というイメージが先行し、いままで飼ったことのある、モモやアンディとは
 何か違うような気がした。賢い・鳴かない・訓練性能が良い・・・・という情報も一杯あった。
 また、訓練資格・訓練競技会など、今までは全く興味がなかったようなことに、なんとなく
 ボクサー犬=訓練=資格という思いが当たり前のように思うようになった。
  大型犬(ボクサー犬は中型ですが)なので、訓練・躾はきちんとしなければならないと思っていたが
 出張の訓練士にお願いして、散歩の仕方だけでなく、訓練資格取得に向けた訓練も行い始めた。
 (このころは、訓練資格取得が目標・当然のように思っていたように思う)
  そして、訓練中の事故、結果として、ENZOは目から血が出るほど頭を何度も殴られ、病院に行った。
 脳内出血、眼球出血かといった状況であったが幸い、脳に影響はなく、強打による目の出血だった。
 その後・・・・・・しばらくして・・・・
 ドックランでも、散歩途中でも、他の犬や、人などに対してフレンドリーだったENZOは
 そういったものに、過剰に反応し、攻撃的となってしまった。
 散歩途中でも、他の犬を見ると飛び掛ろうとし、また、人に対しても毛を逆立てて吠え立てる。
 噛み付こうとする。など、飼い主がいままで体験したことがないような行動を起こしだした。
 飼い主のビクビクする思いが犬に伝わっているのではないかというアドバイスもいただいたり
 大丈夫ではないかとうアドバイスもいただいたりもした。
  人や犬に危害を加えることが無いよう、口輪を探しに近くのお店に立ち寄った。
 いろいろ相談させていただき、訓練士も紹介してもらうこととなった。
 新たな訓練士のもと、練習を行なった。大きな改善は見られなかったが、散歩の仕方など、いままでと
 また異なった方法であった。 飼い主がリーダーであることなど、大変勉強になった。
 また、特別な配慮で、その訓練士のお宅で、ENZOを1ヶ月程度預かってもらうことになった。
 そのお宅には、飼われている犬もいる。その結果、お宅の犬と一緒に遊ぶこともできるようになり、
 街中を散歩することもできるようになった。でも、散歩途中に出会う他の犬には過激に反応することは
 変わることがなかった。
 散歩途中の緊張感は変わることがなかった。決して飼い主の不安が犬に伝わっているのではない
 ということは自分で感じていた。そして新たな訓練中の事故。ENZOは目から血が噴出した。
 幸いにして失明は免れた。
 訓練士にも相談し、また、ネットで情報を探したり、病院で相談したりもした。その結果、近所にある
 ドックスクールがあること。問題行動にも対応してもらえる。など、隠れて何度か視察をしたり、
 実際に話を聞かせてもらったり何度かした結果、ENZOを預けるということにした。
  本当に安心してお願いできるのか、殴ったり体罰されて悪影響がでないのか、飼い主と離れ
 何をされても分からない状態ということで、何度も考え悩んだ結果、ここは信頼してお願いすると
 いう決断に達した。
 それから、ENZOはスクール生活が始まった。遠くから他の犬を眺める練習から、少しづつ少しづつ
 犬種・性別など配慮され接近させていく練習。男性・女性多数のトレーナーに沢山触れてもらい、
 安心ということを分かってもらう練習。
 そして、他の犬や飼い主の中グループレッスンに参加できるまでになった。
 でも、レッスン後のドックランでは偶発・突発的なこともあることから、口輪をして参加していた。
 また、グループレッスン中にも、落ち着いて出来ていることもあれば、予想できない攻撃的な
 面が突然現われたりと、皆を困惑させたりもした。
 散歩レッスンを開始したものの、スクールを一歩でると他の犬に対する攻撃的な行動は相変わらず
 あり、飼い主としてその場をどう適切に処理するか、何度も何度も練習を受けた。
 このスクールで、初めて、リードの正しい持ち方・使いかたを教えていただいたように思う。
 スクールでは通常、ハーフチョークを使うが、散歩レッスンの場合には、万一を考え
 スパイクチェーン(ピンチカラー)を使用した。その使い方も何度も教えてもらった。
 そして、10ヶ月もの時が過ぎ、スクールではこれ以上大幅な進歩はないだろう。
 これからは、飼い主との信頼関係を築くことが非常に大切であるということを説明を受け
 ENZOは帰宅することとなった。2007/1/8日


帰宅後のENZO
 
飼い主とのENZOの日課は、朝の散歩、夕方の散歩&遊び運動。
 休みは長めの散歩や公園での大遊び、また、海に行っての大遊びなど
 家の中では、ヒーターの前に陣取ったり、クッションでくつろいだりと、
 恐らくスクールではここまでできなかっただろうという、くつろぎの様子
 安心しきっている様子。
  しかし、外に一歩でると警戒しあたりを伺う様子はあまり変わりがない。
 また、他の犬に対する興奮は、相変わらずです。


かすかな光
 ☆帰宅後の散歩など、当初、吠えていた特定な犬や物などに対して、毎日少しづつ練習を
  することによって、興奮の度合いが低くなりつつあること。
 ☆飼い主がレッスンを何度も受けたことから、リード裁きや指示の出し方など対処
  方法がある程度わかるようになり、余裕が少し持てるようになったこと。
 ☆ENZOが何となくいま考えていること、感じていることがわかるようになったこと。
 ☆ENZOの状況を恥ずかしいと思うことなく、自慢の家族犬と思っていること。
  など、ほんの少しではありますが、光が見えるように感じています。


練習について
 
冒頭のとおり、当初は警察犬協会=警察犬=訓練=資格=当然といった思いが
 当然のようにあったのですが、今は、第一に「家族犬」という思いです。
 落ち着いて生活できる。それが、まず基本であること。
 資格が欲しくないと言ったら何処かに嘘があるかも知れませんが、今は、全くありません。
 それよりも、飼い主と一緒に楽しく生活すること。そして、他人などに迷惑をかけないような
 練習をすること。訓練資格取得を目標にすることも決して悪いこととは思いませんし、
 楽しみながら訓練することも良いことだと思います。しかし、我が家、我が家族犬は、それ
 よりも落ち着いて、家族で一緒に生活することに価値を見出しました。
 もし、万一次に飼う犬がいたならば同じ過ちは起こさないようにしたいと思っています。


訓練方法について 
 
訓練士、スクール、また、本やDVDなどから、思ったこと。
 ☆訓練方法、内容は全く千差万別。褒めて躾けるとっても、手技手法も様々
  例)オヤツを使わない。使う。声で褒める、行動で褒める、触れて褒めるなど。
 ☆犬の種類、個々の性格によって、その方法にも個々に応じた対応が必要。
  例)太い性格な犬、繊細な犬、明るい犬、明るくない犬。
    明るく見えているけど繊細な犬など
 ☆体罰はいけない。これはENZOに対してのことですが、ENZOは体罰では決して良いことは 
  起こりません。逆に凹ませたり、悪い面を助長させてしまうように感じます。
  犬種によっては、問題ないということも聞くことがありますが、これも犬種だけでなく 
  その犬の性格・個性が大きく影響されることと思います。
 ☆褒める・叱る・考えさせる。
  ・出来たときには大げさに褒める・褒めすぎるくらい褒める。
  ・悪いことをしたときなどは、即叱る。しっかりその場で叱る。その時間も即。2秒。3秒でも遅いかも
   しれないと感じています。
  ・どうしたら、褒めてもらえるか、自分で考えさせる。飼い主としては時として、忍耐が必要な
   時もありますが、門を出るときなど、飛び出さないように落ち着いて座るまで待つ。
   座ったら、外に出る。行動のご褒美。
 ☆飼い主がリーダー
  家の出入りや散歩など、勝手な行動はOK出すまで認めない。ONとOFF。
 ☆リード・首輪の使い方は重要
  チョークチェーン、スパイクカラー、ハーフチョークなど各種ありますが、その使い方によって
  大きく、反応が変わります。プロにアドバイスを受けたことが大変勉強になりました。
  併せてリードの使い方、持ち方も重要であること。
 ☆遊ぶときは思いっきり
  ボール遊びや、タグ引っ張りなど遊びます。ただONの散歩だけではENZOも楽しみが少ないでしょう。
  OFFにして、自由に遊びます。
 ☆レッドゾーンを判断する
  一番重要で難しいことと思っています。
  その状況によって、ENZOのレッドゾーンは変化します。朝、昼間、夕方、犬の種類、大きさ、過去の記憶
  人間の大きさ、色、近寄り方など、ENZOの状況を見ながら、レッドゾーンに入らないようにギリギリの
  ところまで様子を見ます。動き・毛・目つき、反応など、状況を常に見ます。
  レッドゾーンに入る前に退避し落ち着くような方法をとります。
  反転する、見えないようにするなど、そして、落ち着いたら、褒める褒める。この微妙なことを何度も繰り返す。
  恐らく、これからも、これを何年も繰り返すことになると思います。
  万一、急な事態でレッドゾーンに入ってしまい、吠える・引っ張るなど起こった場合、無視します。
  落ち着きを取り戻したところで再出発します。
  でも、最初と異なり、飼い主も分かってくると楽しくなってきます。他の犬の飼い主さんにも状況を説明して
  お願いしています。


誤解
 
ENZOを飼って知った自分の誤解・思い込み
 ☆ボクサー犬:賢い、訓練性能が良い、鳴かない、噛まない、安全という情報・思い込み
  ちゃんと、躾けられたボクサー犬はこの通りだと思う。でも、どんな犬でも、正しく躾されていなければ
  鳴く、噛む、安全でない。ということ。
  書籍(*1)によると、ピットブル、秋田犬、ボクサー、チャウチャウ、ドーベルマン、ロットワイラー
  プレサカナリオを飼っている犬の住宅総合保険は受け付けないという保険会社がアメリカに
  あるという記載もありました。賢い反面、逆に作用すると危険ということにもなるのではないでしょうか。
  賢いということは正しいと思いますが、ボクサー犬=絶対安全ということではないということ。
  パグに引っ張られても飼い主は大したことはないけれど、ボクサー犬や大型犬では大変。
  パグに噛まれてもそうでもないが、ボクサー犬などに噛まれれば大怪我を負う。
 ☆体罰も必要という訓練
  明らかに誤解・間違いでした。百害あって一利なし。ENZOの場合。
  最初の訓練士のもとでダンベルの練習を行なっていたが、
  ダンベルを持たないENZOに力づくで持たせていた結果今は見るだけでも視線を外します。
  海で拾った流木はうれしそうに走って投げてと持ってきます。何度も何度も投げると投げてと持ってきます。

  
参考本
 
シーザー・ミラン 氏著 あなたの犬は幸せですか(*1)
 ジャン・フェンネル 氏著 犬の言葉が聞こえる
 西川文二 氏著 犬は知的にしつける
 松本和幸 氏著 英国式 愛犬のしつけ方
 イワンダンパー 氏 ほめるドックトレーニングDVD


お礼
 
シッスルドックスクール
 RIKI&RYU(ドックカフェ)



■練習自己メモ■
・不安定な興奮・予想しがたい興奮→複合的な要因による興奮(時間・場所・音・物・犬・人など要因の相違による興奮)
 その相違を飼い主が判断できれば予想できる興奮となる。
・興奮状態時は、真っ白になり、集中して聞こえない、見えていない。
・レッドゾーン限界付近は、言葉では安心感を与えられない。(マテ、スワレ、ダイジョウブなどという言葉も煽ることとなる。)
・レッドゾーン限界付近は、急な行動はさらに興奮を高める。(走りとおり過ぎる。急にスピードを落とす。など)
・興奮が収まったところをしっかり見極め褒める。
・飼い主が先に察知した場合は、何事も無いように、継続しならが、イエローゾーン・レッドゾーンをしっかりと見極め対処する。
・レッドゾーンに入ってしまった場合は、落ち着いたところで、再度レベルを下げてチャレンジし、レッドゾーンに再度入れないように
 見極め次回につなげる。